導入の背景
高価なオーディオ機器を売る人の多くは、1社だけで決めずに複数の買取店に見積りを取ります。この会社は、他社より高く査定できる自信を持っていました。しかし、見積りを取る候補の店に入れてもらえなければ、査定額を比べてもらう機会もありません。売ると決めて店を探している人に、比べる段階で名前を知ってもらうことが課題でした。
狙った見込み客と考え方
Targetyでは、狙いたい人が見ていそうなページのURLを指定します。指定したページを見た方や関心が近い方に、他のサイトやYouTubeを見ているときに広告が表示されます。
この会社では「オーディオが好きな人」ではなく、「いま売ろうとしている人」に絞りました。指定したのは約50のページで、次の3種類が中心です。
- 他の買取店のサイト:売ると決めて、どこに売るかを探している人が見るページです。
- 他の買取店の査定申込みのページ:他社に見積りを頼む直前か直後の人が見るページです。相見積りの候補に加わってもらうには、いちばん近いところにいる人です。
- 買取店を比べる記事や相場の記事:どこに売るかを比べている最中の人が見るページです。
このほか、買い替えを考えている人が見るオーディオ販売店のページと、愛好家が見る専門メディアも少し加えました。
広告
広告では、相見積りを取っている人に向けて「売る前に、もう1社見積りを」と勧める訴求を中心にしました。高級機の写真を並べ、専門店として査定額をはっきり示せることを伝えています。
成果
配信が安定した5〜6月と8〜9月で、月平均を比べました。配信を始めた4月は途中の月なので、比較から外しています。
- WEB査定の申込み:1.9倍
- WEB査定・写真での査定・LINEでの査定の合計:1.7倍
学び
狙う人を「いま売ろうとしている人」に決めた後は、指定するページをほとんど変えずに配信を続けました。狙いがはっきりしていたため、配信の学習が進むほど申込みが増えていきました。買取のように「売る人」を集める業種では、関心の広さよりも、売る決断にどれだけ近いかで狙う人を選ぶことが成果につながります。
成果はTargetyの管理画面で計測した申込みの件数です。この会社の環境での結果で、同じ成果を保証するものではありません。